一般的な名刺のサイズはどのくらい？名刺の大きさと規格について

一般的な名刺サイズは「4号名刺（55×91mm）」

日本で使用される名刺の多くは、55×91mmの「4号名刺」といわれるサイズです。日本で最も流通しているサイズのため、日本で作られる名刺入れのサイズも、4号名刺に合わせたサイズになっています。自宅のプリンターなどで名刺を印刷する際も、「名刺サイズ」を選べば、4号名刺の55×91mmの大きさで印刷されます。

4号名刺は、大阪では「9号」と呼ばれることがあります。これは、東京と大阪の用紙メーカーが同じサイズの名刺用紙に別の名前をつけて販売し、それが今日まで続いていることが理由のようです。サイズとしては同じ55×91mmですし、大阪以外の印刷会社や名刺業者で9号といっても通用しますが、混乱しないように注意してください。

なぜ4号名刺が標準サイズに？

名刺の中には、縦型や横型、四角でないものや紙でないものなど、さまざまなサイズや材質があります。では、なぜその中で51×91mmの4号名刺が標準的なサイズとなったのでしょうか。

名刺が最初に使われたのは、7～10世紀の中国だといわれています。当時は訪問先が不在の際、「刺」という木や竹の札に自分の名前を書いて残していました。これが元になり、名刺は「名紙」でなく「名刺」になったとされています。
日本でも、江戸時代になると名刺が使われ始めました。初めは中国のように、不在時に相手に訪問を知らせるものでしたが、明治時代になると社交の必須アイテムとして交換されるようになっていきます。この頃の名刺はまだ定型化されておらず、さまざまなサイズがありましたが、次第に長辺3寸（約91mm）が多く使われるようになりました。それに合わせて短辺も、最も美しく見える黄金比（1：（1＋√5）／2）に近い、1寸8分（約55mm）になったといわれています。
諸説ありますが、これが4号名刺のサイズとなり、今日の標準になったとされています。

さまざまな名刺サイズ

一般的な名刺の大きさは55×91mmの4号名刺サイズですが、それ以外にもさまざまなサイズがあります。4号以外によく利用される名刺のサイズを紹介します。

グラフィックの印刷サービスでは、一般的な4号名刺をはじめ、さまざまな名刺サイズに対応しています。取り扱いサイズやお見積りは、名刺印刷ページよりご確認ください。

名刺印刷

名刺は一般的なサイズを選ぶとデザインやテンプレートが豊富

名刺の一般的なサイズは、4号名刺の55×91mmです。名刺にはさまざまなサイズがありますが、一般的なサイズで名刺を作るとテンプレートやフォーマットが豊富で、作成コストが安く済むというメリットがあります。通常より大きいサイズの名刺は、渡したときにインパクトを与えられますが、名刺入れに入らず管理に困るおそれもあります。渡した人に与える印象や用途、管理面などを考慮した上で名刺サイズを選ぶと良いでしょう。

グラフィックの印刷サービスでは、用途やシーンに応じた名刺のデザインテンプレートを豊富にご用意しています。文字や写真を入れるだけで、オリジナルの名刺が簡単に作成でき、そのまま印刷注文いただけます。