Re: 届きました
GR@PHIC掲示板へようこそ!
> こちらは初めて使わせて頂きました。
> 色校が出ないため、写真を使ったデータには不安があったのですが、
> 思ったより綺麗に出ていて感心しました。
> しかも、素早い対応に感謝しております。
> また何かの際には、よろしくお願いいたします。
こちらこそ初めてご利用いただき誠にありがとうございます!
素材と緑の持つ風合いがうまく表現されていて、
いい感じに仕上がりましたね。
さて色校正がないというのは、
販売価格をできるだけ抑えてご提供するというのも一つの理由ですが、
もう一つの理由としては、
毎回ほぼ同じ色味で印刷を行えるシステムを構築しているからです。
すでにご存じかも知れませんが、
従来の印刷システムでは、ほとんどの場合色校正を必要とします。
理由は、色校正がないと印刷できないからです。
校正刷りは印刷を行う前に実際の色合いや感覚をみるために従来より行われております。
ただ、校正刷りはバラツキが生じることが多くあります。
通常、従来の印刷システムは校正刷りを見本として印刷機を調整するので、
校正刷りのバラツキはそのまま印刷にまで反映されてしまいます。
同じような印刷を頼んでいるのに毎回違う色味のものが出来上がるというのも
事由の一つとして挙げられます。
また、調整には人員も時間も必要となるため、それはコストに反映されてしまいます。
弊社の印刷システムは印刷標準色に印刷基準を置いております。
製版システムによる刷版の段階で版面に必要なインキ量を自動的に演算して、
オンラインで印刷機に情報を送るCIP3システムや、
印刷物より正確な「色」を測定して、数値として管理して、
差分をオンラインで印刷機に情報を反映できる
イメージコントロールシステムを駆使して、
データ通りのものがデータ通りに仕上がるシステムがすでに構築されています。
したがって、仮に毎回同じ印刷物をご注文いただいたとしても、
ほぼ、同じ印刷結果が得られます。
ただ、お断りしておかねばなりませんが、
全てにおいて色校正がいらないと言っているのではありません。
どうしても色校正が必要な場合も生じてきます。
例えば、高級な美術書などは微妙な色彩を印刷で表現するために
何度も色校正を行う必要が生じますし、印刷機の微妙な調整も必要になります。
残念ながら私どもの印刷システムでそれを行おうとすると、
どうしてもコスト面で無理が生じてきます。
コストに見合っているかどうか、これはお客様自身にご判断を頂かねばなりません。
次回のご注文のときも印刷のほうでお手伝いができるように、
スタッフ一同お待ち申し上げております。
それではこの度は嬉しいご報告をいただきありがとうございました!
これからもGR@PHICをよろしくお願い申し上げますm(__)m