Re: 届きました!
Y.S さま
graphicの竹村でございます。
いつもご利用いただいき、ありがとうございます。
この度はご注文いただきました印刷商品につきまして、
一部においてご満足いただけない仕様でありましたことについて
まずは深くお詫び申し上げます。
また、先ほどは当社カスタマサポートスタッフよりお電話にて失礼いたしました。
仰せのご注文商品につきましては塗りたしが含まれない状態で
データが作成されておりましたので、
データチェックの際にも断裁誤差の関係で塗りたしが表れる可能性がある旨は
サポートスタッフからのご案内でお話しさせていただいておりました。
前回ご注文時にも同じ仕様としてご入稿いただいておりましたので、
その際にも同じご案内はさせていただきご了承をいただいた上での作業だったのですが、
前回はたまたまズレの部分があまり生じずにうまく断裁できたものの、
今回は残念ながら一部においてズレが生じてしまったようです。
断裁加工につきましては、スタッフも細心の注意をはらって行っておりますが、
印刷時の紙の伸縮や断裁等でどうしても多少ズレがおこってしまいますので、
紙の伸縮は印刷時にインキが乾燥するほかに温度や湿度などにも左右されます。
弊社では一定の温度と湿度を保つように工場内の空調をコントロールしておりますが、
印刷や断裁はどうしてもアナログな工程になりますので、
現在の印刷技術上、断裁位置を狂わせずに断裁することはほぼ不可能です。
例えば伸縮しない紙や厚さの無い刃があれば完璧を目指すことができるかもしれませんが、
現状はやはり最小限に抑えることになります。
その中で当社では誤差を少しでも縮められるように
断裁刃交換のサイクル改善や製本オペレータが練度向上に勤しむなどして
出来うるところでの品質向上に努めさせていただいておりますが、
何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。
また、断裁における溝と仰せの部分ですが、
印刷における断裁ではある程度の枚数の紙をクランプと呼ばれる装置で圧力をかけた状態で
上から刃をおろして裁断するかたちとなります。
ハサミなどで裁断する仕組みとは異なりますので、
仕様上どうしても断裁の向きのようなものは生じてまいります。
当社でも先の断裁でもご案内させていただきました、
刃の交換手順サイクルなどを早めるなどして
その影響が最小限に抑えられるように心がけておりますが、
構造上何卒ご理解賜れば幸いに存じます。
なお、断裁のしくみやズレが生じる要因につきましては
私が担当しているブログにも一部取り上げたことがございますので、
よろしければ一度ご参照いただければ幸いです。
既にご存知の内容でございましたら何卒ご容赦ください。
【塗り足し (店長日記 印刷通販gr@phicブログ)】
http://blog.graphic.jp/2007/08/post_62.html
今回いただきました貴重なご意見は
当社の印刷品質を高める貴重なご指摘としても参考させていただきたく思います。
まずはBBSからではございますが、ご返信させていただきます。