Re: 色の濃度について
よし さま
gr@phic掲示板へようこそ!
この度は色の濃度に関するご質問をいただきありがとうございます。
以下はご質問内容のご回答となります。
> 色の濃度について質問させてください。
> 条件は、白のコート紙での名刺印刷です。
> 例として・・・・
> Illustratorでの制作で、
> 背景がK90%でその上にK100%のオブジェクトがあった場合、
> 色の差は多少なりとも出ますか?
はい、差は出ます。
100%の部分はベタでの表現となりますが、
90%はアミ点での表現となりますので、色の差は出ます。
> たまにオンデマンドですが、背景をK80%位に
> しないとK100もK90も同じ墨になると言われるので
> 気になっております。オフセットは平気なのでしょうか?
これはオンデマンドの仕様の問題もあります。
特にライト10%より薄かったり仰せのシャドウ90%以上の表現が
オンデマンドは苦手とします。
当然ながらオフセット印刷のほうがオンデマンドよりも出力解像度が高いので、
K100もK90も同じ墨に見えるようなことはありません。
> また、C100%の背景の上にK100%のオブジェクトがあった場合は、
> K100%よりもK100 C20くらいの方がはっきりと黒が出ますか?
> それともK100%で十分でしょうか?
これはどの様な「黒」を表現されるかにもよりますので、
一概には言えないところでもあります。
仰せのスミベタ+他の色を入れることもございますが、
より引き締まった黒を表現するにあたって
C40, M30, Y30, Bk100などの『リッチブラック』で表現される場合もございます。
> オフセットのK100はオンデマンドの黒よりも
> 薄いとよく聞くのでこちらも気になっております。
> 質問が多いので恐縮ですがお返事頂ければと思っております。
オンデマンドを基準にするとそう見えてしまうかもしれません。
ただ、オンデマンドがオフセットよりもずっと後発であることを考えると、
オフセットを基準に比較された方がいいような気もします。
また、オフセットインキの組成分とオンデマンドのトナーの成分は
根本的に違うものであることもお含みおきいただければ幸いです。
最近のオンデマンドも性能が上がってきたので、
機種によってはオフセットに迫る品質のものも見受けられますが、
色の緻密な表現についてはやはりオフセットに一日の長があるような気もします。
当社では印刷色を事前にご確認いただくにあたって、
カラーチャートを始め紙種別の印刷サンプルなどを無料でご提供しております。
もし、初めてオフセット印刷をご利用になる場合や、
当店を初めてご利用になる場合には、是非ともご請求いただいて、
実際に手に取ってご確認いただきますことをオススメいたします。
仰せのスミの表現に関する部分もチャートに載っておりますので、
BBSでご案内した内容についてもきっとご理解いただけるのでは、と思っております。
百聞は一見にしかず、ぜひともサンプルをご請求ください!
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これからもgr@phicをよろしくお願い申し上げますm(__)m