A5サイズの寸法、用途は？サイズ選びの基準もご紹介

A5サイズとは、国際標準化機構（ISO）により定められた用紙サイズの一つで、148mm×210mmの大きさです。書籍や雑誌、小さめのチラシや書類として身の回りで多く使われるサイズです。本記事ではA5サイズの寸法や用途、ほかのサイズとの違いについて解説します。

A5サイズ（148mm×210mm）の寸法・面積: A5とは、何を表した表記なのか？
A5サイズの用途
A5サイズの郵便封筒適合サイズ
A5サイズとほかのサイズの違いは？
A判、B判の違い
印刷物の制作ではA5サイズを上手に活かそう

A5サイズ（148mm×210mm）の寸法・面積

〈A5サイズの詳細情報〉

寸法	横148mm×縦210mm（14.8cm×21cm）横約5.83inch×縦約8.27inch（インチ）横2,039ピクセル×縦2,894ピクセル（350dpi設定時）
対角線の寸法	約256.9mm
面積	31,080mm²（310.8cm²）
郵便封筒の適合サイズ	A5サイズが折らずに入る：角5または角6封筒以上 A5サイズが二つ折で入る：洋5封筒以上 A5サイズが三つ折で入る：洋7封筒以上

【 A5とは、何を表した表記なのか？】

A5サイズ（148mm×210mm）の「A」は、国際規格で定められている判型を表す記号です。
A判の元になったのは、面積が1平方メートルのルート長方形（縦横比率が1：√2の長方形）です。そのルート長方形のサイズが「A0」と定められました。そして、A0を半分に切ったものがA1、さらに半分に切っていくとA2、A3、A4、A5と、表記の数字部分が増えていきます。A5はA0を5回、半分に切ったものであり、面積はA0の32分の1です。

〈A判サイズ（A3以下を示した図）〉

A5サイズの用途

A5サイズはA4の半分の大きさなので、片手でも持ちやすいサイズです。そのため、A5は書籍や雑誌、ノート、手帳などに多く採用されています。ほかにも、小さめのチラシやフライヤー、納品書や発注書などの書類として用いられます。

〈A5サイズの主な用途〉

書籍、雑誌
ノート、手帳
小さめのチラシ・フライヤー
納品書・発注書　など

チラシ・フライヤー印刷

冊子印刷

A5サイズの郵便封筒適合サイズ

A5用紙の郵送に適した封筒サイズは、下記のようになっています。
A5サイズ（148mm×210mm）は、一般的に折らずに郵送します。その場合は角5封筒（190mm×240mm）または角6封筒（162mm×229mm）が最適です。ただし、これらのサイズは定形外郵便物（規格内）に該当し、定形郵便物より料金が高くなります。
より安価な定形郵便物にしたいときは、A5を縦二つ折にすると、定番の長3封筒（120mm×235mm）や洋5封筒（217mm×95mm）が利用できます。
また、横三つ折にすると、洋7封筒（165mm×92mm）も利用可能です。

定形外郵便物（規格内）

定形郵便物

〈A5サイズを折らずに送付〉

角5封筒（190mm×240mm）
角6封筒（162mm×229mm）

〈A5サイズを折り畳んで送付〉

A5縦二つ折：長3封筒（120mm×235mm）、洋5封筒（217mm×95mm）［定型郵便］
A5横三つ折：洋7封筒（165mm×92mm）［定型郵便］

A5サイズとほかのサイズの違いは？

A5に近いサイズには、B5（182mm×257mm）、B6（128mm×182mm）があります。A5サイズよりひと回り大きいB5は主に教科書や大学ノートに、A5サイズよりひと回り小さいB6は卓上カレンダーなどに採用されています。

また、A5サイズは書類や冊子の定番サイズであるA4（210mm×297mm）サイズのちょうど半分の大きさであるため、覚えておくと便利です。

A5サイズとB6、B5との比較イメージ

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A判、B判の違い

AやBと数字の組み合わせは用紙の規格を表しており、日本には「A判」と「B判」の2種類があります。A判は国際規格、B判は日本独自の規格です。
A判とB判が日本で制定されたのは1929年。2つの規格を採用したのは主に雑誌で利用された「菊判」、書籍に利用された「四六判」をもとに、用紙サイズの規格化を進めたことに由来します。
雑誌の菊判はA5に近いサイズだったことから、国際規格のA判が用紙の規格として採用されました。一方、書籍の四六判はA判にはあてはまらず、日本独自の規格としてB判を設けたのです。

印刷物の制作ではA5サイズを上手に活かそう

A5サイズは教科書やノート、手帳、雑誌などに使われています。A5サイズを利用するメリットは、下記のとおりです。

〈A5サイズのメリット〉

携帯性に優れる
定番サイズのA4のちょうど半分の大きさなので扱いやすい
記入にも十分な大きさ

A5サイズには、手に持ちやすく小さめのバッグにも入れやすいといったメリットがあります。コンパクトで携帯しやすいため、A5サイズのノートや手帳を愛用する人も多いでしょう。A5は記入するにも十分な大きさで、机がなくても手持ちで記入しやすく、携帯のメモ帳としても利用されています。
また、冊子だけでなく、小さめのチラシやちょっとした書類ならA5サイズで制作するのもおすすめです。

なお、当社のネット印刷サービスでは、チラシや冊子などのA5サイズの印刷を承っています。豊富な用紙や加工メニューも豊富にご用意していますので、印刷物を制作する際はぜひ当社にお任せください。

チラシ・フライヤー印刷

冊子印刷

ノート印刷

A5サイズに関するよくある質問

A5とA4の大きさの違いは？
A5サイズは「148mm×210mm」、A4サイズは「210mm×297mm」であり、A5サイズはA4のちょうど半分の大きさとなります。
A5サイズは何に使う？
A5サイズは書籍、雑誌、ノート、手帳などに用いられます。片手でも持ち運べるコンパクトさでありながら、文字を読んだり書き込みもしやすいサイズです。