B7サイズの寸法、用途は？サイズ選びの基準もご紹介

B7サイズとは「91mm×128mm」のサイズを指します。日本独自の「B判」規格であり、B8の2倍、B6の1/2の大きさです。B7サイズはパスポートのサイズに採用されているほか、手帳やメモ帳としても使われます。本記事ではB7サイズの主な用途やメリット、印刷時の注意点について解説します。

B7サイズ（91mm×128mm）の寸法・面積

〈B7サイズの詳細情報〉

寸法	横91mm×縦128mm（9.1cm×12.8cm）横約3.58inch×縦約5.04inch（インチ）横1,254ピクセル×縦1,764ピクセル（350dpi設定時）
対角線の寸法	約157.05mm
面積	11,648mm²（116.48cm²）
封筒サイズ・送付方法	B7サイズが折らずに入る：長3封筒、洋2封筒以上

【 B7とは、何を表した表記なのか？】

B7（91mm×128mm）の「B」は、日本独自の判型を表す記号です。
B判のもとになったのは、面積が1.5平方メートルのルート長方形（縦横比率が1：√2の長方形）です。そのルート長方形のサイズが「B0」と定められました。B0を半分に切ったものがB1、さらに半分に切るとB2と、表記の数が増えていきます。B7はB0を7回、半分に切ったものであり、面積はB0の128分の1です。

〈B判サイズ（B3以下を示した図）〉

B7サイズの用途

B7サイズで代表的なものはパスポートです。その他、小さめの手帳やノート、メモ帳のサイズとしても採用されています。
パスポートやB7サイズの手帳は、コンパクトでポケットにも入るため持ち運びに便利です。メモ帳であれば机の上に置いても場所をとらないので使いやすい大きさとなっています。
また、B7サイズは小さく取り回しに便利であることから、商品に同梱する説明書や注意書き、配布用の小さめのチラシとして用いられることもあります。

〈B7サイズの主な用途〉

パスポート
小さめの手帳やメモ帳
商品の説明書や注意書き、チラシ

B7サイズの送付方法

B7サイズの用紙を折らずに封入したいときには、長3封筒（120mm×235mm）が適しています。ある程度厚みがあっても対応でき、封筒として定番サイズのため手に入りやすい点でもおすすめです。また、郵送料金は定型内郵便となるので安く送ることができます。
その他でははがき用の洋2封筒（114mm×162mm）なら長辺に対しても丁度良いサイズで封緘することができます。

定型内郵便

定型内郵便

〈B7サイズを折らずに送付〉

長3封筒（120mm×235mm）、洋2封筒（114mm×162mm）[定型郵便]

B7サイズとほかのサイズの違いは？

B7に近いサイズとして、A6（105mm×148mm）、A7（74mm×105mm）があります。
B7よりひと回り大きなA6サイズは、はがきとほぼ同じ大きさであり、文庫本のサイズでもあります。また、卓上カレンダーや、B7サイズと同じく手帳などに使われます。
B7より一回り小さいA7は、ポケットティッシュとほぼ同じ大きさで、メモ帳やショップカード、メッセージカードなどに使われます。
なお、A判、B判以外ではB7サイズは写真のL判（89mm×127mm）に近いサイズでもあります。

B7サイズとA7、A6との比較イメージ

＜関連記事＞

A6サイズの寸法、用途は？サイズ選びの基準もご紹介

A6サイズとは「105mm×148mm」のサイズを指します。国際規格で定められた「A判」規格であり、A7の2倍、A5の1/2の大きさです。A6サイズはポストカード（はがき）に近い大きさであり、文庫本のサイズとしても用いられています。本記事ではA6サイズの主な用途やメリット、印刷時の注意点について解説します。

A7サイズの寸法、用途は？サイズ選びの基準もご紹介

A7サイズとは「74mm×105mm」のサイズを指します。国際規格で定められた「A判」規格であり、A8の2倍、A6の1/2の大きさです。A7サイズはポケットティッシュほどの大きさであり、メモ帳や小さなノートに利用されます。本記事ではA7サイズの主な用途やメリット、印刷時の注意点について解説します。

A判、B判の違い

AやBと数字の組み合わせは用紙の規格を表しており、日本には「A判」と「B判」の2種類があります。A判は国際規格、B判は日本独自の規格です。
A判とB判が日本で制定されたのは1929年。2つの規格を採用したのは主に雑誌で利用された「菊判」、書籍に利用された「四六判」をもとに、用紙サイズの規格化を進めたことに由来します。
雑誌の菊判はA5に近いサイズだったことから、国際規格のA判が用紙の規格として採用されました。一方、書籍の四六判はA判にはあてはまらず、日本独自の規格としてB判を設けたのです。

印刷物の制作ではB7サイズを上手に活かそう

印刷物としてB7サイズを利用するメリットは下記のとおりです。

〈B7サイズのメリット〉

コンパクトで持ち運びに便利なサイズ
手帳やメモ帳として書き込みができる大きさ

B7サイズのメリットは、手帳やメモ帳として書き込みができる大きさでありながら、ポケットに入るなど持ち運びに便利なコンパクトさを併せ持つ点です。
ただし、記載できる情報量は限られるので、文書などの書類には不向きである点には注意しましょう。

当社のネット印刷サービスではB7サイズの印刷を10部から承っています。豊富な用紙や加工、様々な用途に合わせたメニューをご用意していますので、印刷発注の際はぜひご検討ください。

チラシ・フライヤー印刷

カード印刷

B7サイズに関するよくある質問

B7サイズは何cmですか？
B7サイズは「9.1cm×12.8cm」です。
B7サイズとL判はどちらが大きいですか？
B7の方がL判よりやや大きくなります。
L判サイズ「89mm×127mm」に対し、B7サイズは「91mm×128mm」です。
B6サイズB7サイズはどちらが大きいですか？
B6サイズの方がB7サイズより大きくなります。
B7サイズ「91mm×128mm」に対し、B6サイズは2倍の「128mm×182mm」です。