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L判サイズの寸法、用途は?サイズ選びの基準もご紹介

L判サイズの寸法、用途は?サイズ選びの基準もご紹介

L判サイズとは「89mm×127mm」のサイズを指します。L判サイズはパスポートの冊子より少しだけ大きなサイズとなり、一般的な写真サイズとして使用されます。本記事ではL判サイズの主な用途やメリット、印刷時の注意点について解説します。

L判サイズ(89mm×127mm)の寸法・面積

〈L判サイズの詳細情報〉

L判サイズタテ向き(寸法:127mm×89mm)のイメージL判サイズヨコ向き(寸法:89mm×127mm)のイメージ
寸法
  • 横89mm×縦127mm(8.9cm×12.7cm)
  • 横3.5inch×縦5inch(インチ)
  • 横1,226ピクセル×縦1,750ピクセル(350dpi設定時)
対角線の寸法約155.08mm
面積11,303mm2(113.03cm2

【 L判とは、何を表した表記なのか? 】

L判(89mm×127mm)のLはLargeの頭文字です。
昔の白黒写真のサイズは名刺(65mm×90mm)、30切(76mm×112mm)、手札(83mm×108mm)の3種類が主流でした。その後、カラー写真のサイズとして、Economyの頭文字を取ったフチありのE判(82.5mm×117mm)とVictoryの頭文字を取ったフチ無しのV判(82.5mm×117mm)が登場し、このE判やV判の一回り大きいサイズ(Largeサイズ)としてL判となりました。

L判サイズの用途

L判サイズの写真イメージ
L判サイズのフォトフレームのイメージ

L判サイズは一般的な写真サイズとして使用されます。
アルバムやフォトフレームはこのサイズを基準に設計されていることが多いので、写真を印刷する際、サイズに迷ったらL判がおすすめです。

【 身近な写真サイズ 】

L判(89mm×127mm)と言われてもイメージしづらいかもしれません。
身近な写真やモノのサイズと比較すると下記となります。

身近な写真サイズとL判サイズの比較

写真やモノ寸法
運転免許証の写真24mm×30mm
マイナンバーカードの写真35mm×45mm
クレジットカード54mm×85.6mm
パスポート88mm×125mm
L判89mm×127mm
はがき100mm×148mm
文庫本(A6サイズ)105mm×148mm

L版サイズに一番近い大きさは、パスポートの冊子となります。L判サイズは運転免許証の写真の約3倍、クレジットカードの約1.5倍の大きさです。
また、はがきや文庫本に比べると、L判は一回り小さいサイズとなります。参考にしてみてください。

L判サイズと他のサイズの違いは?

写真のサイズとして一般的に使われるのはL判・2L判ですが、DCS、KG、六切など、普段あまり耳にしないサイズも多くあります。こちらでは、多種多様な写真用紙のサイズをまとめました。

L判サイズとDSC、KG、2L判との比較イメージ

L判サイズと他の写真サイズの比較

印刷サイズ寸法特徴
L判89mm×127mm縦横比が5:7でもっとも一般的なサイズです。
ましかく89mm×89mmInstagramなどでよく見られる正方形のサイズです。
DSC89mm×119mm縦横比3:4の大きさでデジカメや多くのスマホで採用されている写真サイズです。
LW89mm×133mm縦横比が2:3のサイズで、デジタル一眼レフカメラでの標準的な大きさです。
KG102mm×152mmはがきとほぼ同じサイズで、海外では一般的な写真サイズです。
HV89mm×158mm縦横比が16:9の写真を見切れることなくプリントできるサイズです。
P89mm×254mmスマホのパノラマモードのサイズです。
DSCW127mm×169mmDSCの2Lサイズです。
2L判127mm×178mmL判の2倍のサイズです。
6切203mm×254mm成人式や七五三などの記念写真によく使われています。
4切254mm×305mm成人式や結婚式のポートレート写真などにも使われるビッグサイズ印刷です。
半切356mm×432mm大伸ばし写真のプリントサービスで利用されます。
全切457mm×560mm大判の写真プリントや写真用紙のサイズとして使われます。

L判サイズと写真サイズの縦横比

L判サイズで写真を印刷する際、写真の一部が見切れてしまうことがあります。
主な原因としては、元の写真データの縦横比(アスペクト比)がL判と異なることによる見切れです。

【 撮影サイズを設定で変更する 】

標準で設定されている写真サイズを設定から変更することで、L判サイズで印刷した際に見切れを防ぐことができます。
スマホやiPhoneの標準カメラアプリには、撮影する写真の縦横比の変更ができる機能があります。
選べるサイズは「1:1(スクエア)」、「3:2」、「5:3」、「4:3」、「5:4」、「7:5」、「16:9」となっています。印刷するサイズをL判にしたい場合は、最も近い比率を選択すれば解決します。また、デジタルカメラで撮影する場合も、撮影時のサイズをL判の比率に近いものを選択すると良いでしょう。

L判サイズと写真の設定サイズの比較

サイズ縦横比特徴
L判サイズ5:7・89mm×127mm(3.5インチ×5インチ)の大きさ
iPhoneの写真 9:16・iPhoneの標準設定サイズ
・HVサイズ(89mm×158mm)と同じ縦横比
・そのままL判サイズに印刷すると上下が見切れる
9:19.5・iPhoneのディスプレイ解像度と同じ縦横比
・そのままL判サイズに印刷すると上下が見切れる
スマホの写真3:4・スマホの標準設定サイズ
・DSCサイズ(89mm×119mm)と同じ縦横比
・そのままL判サイズに印刷すると上下が見切れる
1:3・スマホのパノラマモードのサイズ
・Pサイズ(89mm×254mm)と同じ縦横比
・そのままL判サイズに印刷すると上下が見切れる
デジタルカメラの写真2:3・フルサイズやAPS-Cサイズのデジタルカメラの標準設定サイズ
・そのままL判サイズに印刷すると左右が見切れる

L判サイズで写真を見切れずに印刷するには?

縦横比5:7以外で撮影された写真データを見切れずに印刷する方法を紹介します。

【 トリミングする 】

1つ目の方法は、写真の縦横比を5:7にトリミングすることです。
元の写真データが縦横比3:4や2:3の場合でも、L判サイズの縦横比5:7に合うようにトリミングすることで、ぴったりのサイズで印刷できるようになります。
トリミングはスマホの写真アプリやパソコンの画像編集ソフトで行うことができます。編集する際は、写真の重要な要素をカットしないよう注意しましょう。

写真の縦横比を5:7にトリミングする

【 写真サイズを縮小する 】

2つ目の方法は、元の写真サイズを等倍で縮小することです。
写真の見切れは、元の写真データサイズが大きいことで発生します。そのため、あらかじめサイズを縮小しておくことで、L判サイズに収めることができます。
ただし、縮小によって画質が劣化する可能性があります。高解像度の画像を縮小すると、ピクセルが粗く表示されたり、色見が変わってしまいます。また、等倍縮小で行わないと変倍かかり、画像が歪んでしまうため、注意が必要です。

元の写真サイズを等倍で縮小する

【 フチあり印刷を利用する 】

最後の方法は、印刷オプションで「フチあり印刷」を利用することです。
通常、写真の印刷では、用紙に余白ができないように端まで印刷することが多いです。
「フチあり印刷」を利用すると、用紙の端に余白を作ることで写真が小さく印刷されます。そのため、元の写真が見切れることなく印刷できます。
用紙の端まで印刷することにこだわらない場合は、全体の雰囲気を損なわずに印刷できる「フチあり印刷」がおすすめです。

印刷オプションで「フチあり印刷」を利用する

A・B判カード印刷

L判サイズに関するよくある質問

  • L判サイズは何に使う?

    L判サイズは一般的な写真サイズとして使用されます。

  • 2L判とL判の違いは?

    2L判はL判の2倍のサイズです。
    L判の寸法は89mm×127mmで、2L判の寸法は127mm×178mmとなります。

  • L判何枚でA4サイズ?

    A4はL判の面積比で5.5枚分です。
    A4から採れる実質的なL判の枚数は4枚となります。

  • グラフィックでL判サイズを印刷するには?

    L判サイズのデータをB7変形サイズで対応可能です。
    A・B判カード印刷」からご注文いただけます。

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