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今さら聞けない!?年賀状に使われる
「謹賀新年」「賀正」「迎春」の意味

2017.12.11

今年も終わりが近づき、年賀状を用意する時期となって参りました。仕事やプライベートで、既に年賀状の準備を始めているという人も少なくないでしょう。

年賀状といえば、「謹賀新年」「賀正」「迎春」など定番ともいえる言葉が添えられています。これらは「賀詞」(がし)と呼ばれますが、使い方を誤ると恥ずかしい思いをしてしまうかもしれません。特に目上の相手に対しては、「謹賀新年」など各賀詞がどんな意味を持つのか、正しい理解をしたうえで年賀状を送りましょう。ここでは代表的な賀詞である「謹賀新年」「賀正」「迎春」について、それぞれの意味や使い方などを詳しく解説していきます。

寒い時期のイメージ

「謹賀新年」「賀正」「迎春」の賀詞の意味と使い方

「謹賀新年」の意味と使い方

「年賀状の賀詞として、最もポピュラーともいえるのが「謹賀新年」です。なんとなく「新年のあいさつに使う言葉だろう」というイメージはあっても、「謹賀新年」という言葉の意味を理解している人は少ないかもしれません。

「謹賀新年」とは、「謹む(つつしむ)」という言葉を含む賀詞です。つまり「謹賀新年」の意味は、「謹んで新年を祝う」というものです。より丁寧に表現すれば、「謹んで新年をお祝い申し上げます」といった言葉を表した賀詞です。では、どのような相手に対して使うのが正しいのでしょうか。基本的に丁寧な言葉なので、どんな相手に使用しても問題ありませんが、目上の相手である先生や上司、先輩に向けた年賀状に使用するのが最適でしょう。

なお、賀詞には「賀正」「迎春」「新春」のように、2文字の言葉も多くあります。詳しい意味はのちほど触れますが、こうした2文字の賀詞は目上に対して不適切です。そういった背景からも、「謹賀新年」の意味を踏まえれば目上への年賀状に使うべき賀詞ということが分かります。

「賀正」の意味と使い方

次に「賀正」(がせい)の意味について見てみましょう。この「賀正」とは、「新年(あるいは正月)を祝す」という意味を持ちます。そう考えると、「謹賀新年」と同じように感じるかもしれません。しかし「賀正」の意味には、「謹賀新年」の「謹む」といった敬意を表すものが含まれません。単純に「新年おめでとうございます」といっているのです。

先に述べたとおり、2文字の賀詞であることを含め敬意を省いた言葉ですので、目上に対して用いることは避けましょう。逆に、目上の人から目下の相手に対して使われる賀詞となります。

「迎春」の意味と使い方

「迎春」の意味は「新年を迎える」というものです。つまり年賀状において「迎春」とは、「新年を迎えました」というあいさつになります。

この「迎春」もまた、「賀正」と同じく目上から目下に対し用いるのが適切な賀詞です。「春」という漢字が含まれますが、まだ冬場である正月に用いて構いません。あくまで「迎春」の意味は、新年を迎えるうえでの年頭のあいさつを表します。

おわりに

よく年賀状で用いられる、ポピュラーな賀詞について意味を取り上げてきました。「賀正」「迎春」は、決して目上の相手に対して使わないようにしましょう。受け取った相手が、もしかしたら不快に感じてしまうかもしれません。大勢に送る際には同じデザインの年賀状を用いることもありますが、相手に応じて使い分けることを忘れないようにしてください。

「謹賀新年」「賀正」「迎春」の意味を覚えたところで、最後にそのほかの賀詞についても少しご紹介しておきましょう。まず「新春」の意味は「新しい年」です。「迎春」と同じく、賀詞において「春」とは「新年」を表します。年賀状のあいさつとしては、「新しい年です」といった意味合いになり、「賀正」「迎春」と同じく目下に対して用いられる賀詞です。
そうなると、目上に対して使えるのは「謹賀新年」のみと思われるかもしれませんが、「恭賀新年」という賀詞も、目上に対して用いられる賀詞です。「恭賀新年」の意味は、「恭しく新年をお喜び申し上げます」というものです。「謹賀新年」が「謹んで」だったのに対し、「恭賀新年」は「恭しい」という意味合いが含まれます。この「恭しい」とは、相手への敬意、あるいは礼儀正しさなどを表す言葉です。「謹賀新年」と同様に丁寧な表現ですので、目上へ送る年賀状に用いても失礼になりません。

年賀状の賀詞は、自分と送る相手の関係をよく考えて選ぶことが大切です。特にビジネスの場では、社内外を問わずさまざまな立場の相手に年賀状を送ることとなるでしょう。不安であれば、「ビジネスでは『謹賀新年』もしくは『恭賀新年』だけ使う」と割り切るのも1つの方法です。「賀正」「迎春」などは目上に送ると失礼に当たりますが、「謹賀新年」や「恭賀新年」を目下に送っても失礼とはとらえられません。
年賀状は新年の訪れと共に、「昨年はありがとうございました」「新年もよろしくお願いします」といった気持ちを伝える大切なものです。「謹賀新年」「賀正」「迎春」といった賀詞の意味をしっかり理解し、その気持ちが正しく伝わるよう適切な言葉を選んでください。

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