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喪中の人に年賀状はOK?喪中の人への正しいマナー

2020.07.29

喪中はがきは身内に不幸があった場合に、新年の挨拶を控えさせて頂くことを事前にお伝えするための挨拶状です。毎年、年賀状のやりとりをしている方から、喪中はがきを受け取ることもあるかと思います。相手方から喪中はがきを受け取った際は、いつも通り年賀状を送ってしまっても良いのか、また相手方から喪中はがきが届いたけれど、すでに年賀状を投函してしまっていると言う事も中にはあるかも知れません。こんな時、どうするのが正しいマナーなのか迷われる方も多いのではないでしょうか。

今回は喪中はがきを受けとった場合の対応や、喪中の方への正しいマナーについてご紹介します。

喪中のイメージ

喪中の人へ年賀状を送ってしまったら?

喪中の人に年賀状を出すのはいけないの?

喪中の方に年賀状をお送りするのは、マナー違反というわけではありません。しかし、年賀状を出す前に相手の方が喪中だと知っているなら、出すのは控えておくのが無難です。

実は、喪中はがきは生まれて間もない習慣のため、地域や文化によって考え方もさまざまなことが多く、「これが正しい」と言うような決まり事はないのです。また、喪中はがきの意味としては「喪中のため、こちらからの新年の挨拶を控えさせていただきます」と言うお詫びの挨拶状で、「年賀状を送らないでください」と言うはがきではありません。そのため、年賀状を受け取る分にはマナー違反にはならないとされています。

とは言え、親しい人を失い、新年を祝う気分になれない相手の方が「年賀」や「謹賀新年」などの祝いの言葉が入った年賀状を受け取るのは、不快に感じてしまう事も考えられます。

喪中の方に年賀状を送るのはマナー違反にはあたりませんが、一般的には相手方を気遣うと言う意味でも控えておいた方が良いとされています。

喪中はがきを出してしまったら?

年末に相手方の不幸があり、相手方が年内に喪中はがきを出している余裕がなかった場合や、年賀状を投函した後に喪中はがきが届いて、相手方の不幸を知った場合など、喪中とは知らずに年賀状を出してしまうシーンは意外と多くあります。そんな時の対処法をいくつか紹介します。

  • お詫びの連絡をする

    喪中はがきを貰っていたのに、年賀状を誤って出してしまった場合や、喪中はがきと年賀状投函が入れ違いになってしまった場合は、気づいたときに電話や手紙などで、すぐにお詫びの連絡をしましょう。年内にお詫びをしたのち、年が明けてから改めて寒中見舞いを出すと丁寧かと思います。その場合はお悔やみの言葉を忘れずに入れるようにしましょう

  • 寒中見舞いを送る

    年末に相手方の身内に不幸があり、新年が明けてから相手の方が喪中だったことを知る場合もあります。

    そんな時は「寒中見舞い」を送ります。寒中見舞いは、松の内(元旦~1月7日)が過ぎてから節分(2月3日)までに送るようにしましょう。

    【お詫びの言葉例】

    寒中お見舞い申し上げます

    この度は○○様の喪中とは存じ上げず

    年始状を差し上げてしまい大変失礼いたしました

    遅ればせながら 謹んで○○様のご冥福をお祈り申し上げます

    まだまだ寒い日が続きます

    皆様もどうぞお体を大切にお過ごしください

    令和〇年一月

  • 喪中見舞いを送る

    喪中はがきを受け取っていたのに、うっかり忘れていて年賀状を出してしまった!と年内に気づいた場合には、「喪中見舞い」でお詫びの言葉をお送りしても問題ありません。

    寒中見舞いを出すのは松の内を過ぎてからになるため、相手方に年賀状が届いてからお詫びの寒中見舞いが届くまで、少し時間がかかる事になります。喪中見舞いの場合は、年内に届くようにするのが一般的です。

    【お詫びの言葉例】

    喪中お見舞い申し上げます

    この度はご丁寧なご挨拶状をいただきありがとうございました

    御喪中をわきまえず年頭の挨拶状を差し上げてしまいましたこと 深くお詫び申し上げます

    遅ればせながら謹んで○○様のご冥福をお祈り申し上げます

    厳寒の折 風邪など召されませんようご自愛くださいませ

    新年が穏やかに迎えられますよう 心からお祈り申し上げます

    令和〇年十二月(もしくは十一月)

  • 郵便局へ取戻し請求を行う

    投函した年賀状を郵便局に依頼し、配達前であれば年賀状を取り戻すことが可能です。手数料がかかってしまう場合もありますが、どうしても年賀状を取り戻したい!と言う時に活用できます。

    しかし、年末は大量の郵便物が収集されているため、見つけるまでに時間がかかってしまう事や、郵便物が見つからなかった場合は、取り戻せない事もあるので注意しましょう。

喪中の人に喪中はがきを送ることは大丈夫?

喪中の方に、喪中はがきをお送りする事は特に問題ありません。マナー違反には当たらないので、こちらからも喪中はがきをお送りしましょう。

そもそも喪中はがきの役割は、「喪中のため、今年は年始状でのご挨拶を控えさせていただきます」と相手方にお詫びするためのものでした。なので、相手の方から先に年賀欠礼のお知らせが届いたからと言って、こちらから喪中はがきを出してはいけないと言う事はありません。

相手方から先に喪中はがきを受け取った場合は、お悔やみの言葉を一言添えた喪中はがきをお送りすると、より丁寧かと思います。

「相手方も喪中で年賀状のやりとりはできない事が分かったのだから、あえてこちらから喪中はがきを出さなくても良いのでは?」と思われるかもしれませんが、喪中はがきは毎年年賀状のやりとりをしている方に向けて出すのが、基本的なマナーです。相手方が年賀欠礼のお詫びを送ってきてくださっているので、こちらも礼儀として、年賀欠礼をお詫びしておくことが大切です。もし喪中はがきを出さず、相手方があなたの喪中を後で知った場合に、「こちらは喪中はがきを出したのに、受け取っていない。」と不快に思われてしまう事もあるので、注意しましょう。

喪中期間に「暑中見舞い」や「残暑見舞い」は送っても大丈夫?

結論から言うと、喪中期間であっても暑中見舞い・残暑見舞いを出すことはマナー違反にあたりません。もちろん同様に、相手方が喪中の場合であっても、暑中見舞いや残暑見舞いをこちらから出すことも問題ありません。

暑中見舞い、残暑見舞いとは?

暑中見舞い・残暑見舞いは共に夏に送る挨拶状で、「相手の体調を気遣う季節のお便りのひとつ」です。夏の暑さで相手方が体調を崩されたりしていないか、またこちらの近況を相手方に伝えたりします。

暑中見舞いは主に、梅雨明け~立秋まで、残暑見舞いは立秋~8月末までの間に届くようにします。

暑中見舞いのイメージ

なぜ喪中であっても「暑中見舞い」「残暑見舞い」は出せるの?

暑中見舞い・残暑見舞いは共に「季節の挨拶状」であるため、喪中の方へ出してもマナー違反にはなりません。

季節の挨拶と言えば年賀状を思い浮かべる方も多いと思いますが、年賀状は新年を“祝う”という意味合いが強い挨拶状のため、喪中期間に出すのはふさわしくないと言われています。

また、相手方が喪中の場合でも、暑中見舞い・残暑見舞いをこちらから出す事は問題ありませんが、お送りする場合は、相手方への心遣いも忘れないようにしましょう。喪中の方に出す際には、文章の中に相手方を気遣う内容を一言添えるようにし、はがきについても、華やかな絵柄の物や、カラフルなものを避けるようにして、落ち着いた印象のはがきを選ぶようにします。

落ち着いたデザインのはがき
華やかなデザインのはがき

また、四十九日法要(命日から数えて49日目の追善法要の事)を終えていない場合に、ご挨拶状をお送りするのは控えておきましょう。お葬式から間もない頃は忙しいだけでなく、親族が亡くなったばかりで相手方の気持ちも落ち着かないことが多いためです。この場合は、四十九日法要が過ぎてから出すようにする、もしくはその年は出さないとするのが良いと思います。

喪中の場合にもやり取りが出来るお便りだからこそ、送る時期やマナーには十分に気を付け、相手の方の気持ちに寄り添った挨拶状を心がけるようにしましょう。

喪中期間の人へ控えた方がよいこと

喪中の方へ年賀状を控えることは一般的に知られていますが、他にも気を付けておいた方が良い事が多々あります。知らず知らずのうちに行ってしまっていた!と言うことがないようにしたいところですね。

喪中の方へ控えた方が良いことの例を、いくつかご紹介します。

喪中の方へのお歳暮は、四十九日法要を過ぎてから

喪中の方へお歳暮を贈ること自体は、特に問題ありません。

お歳暮はお祝いの意味で送るのではなく、日頃よりお世話になっている人へ感謝やお礼の気持ちを伝えるも368るためです。お贈りすること自体はマナー違反ではありませんが、四十九日法要が終わるまでは相手の方も様々な手続等で忙しく、気持ちも落ち着かないことが多いため送らないように気を付けましょう。

時期をずらすとお歳暮の期間に間に合わない場合は、寒中見舞いとしてお贈りします。他にも、喪中の方へお歳暮をお贈りする際には、いくつか気を付けておくべきポイントがあります。

故人宛にお歳暮を贈らない

毎年お歳暮をお贈りしていた方が亡くなってしまった場合、「毎年お贈りしていたので今年も…」と思うところではありますが、故人宛にお歳暮は贈らないものなので注意しましょう。お贈りしたい場合はご家族宛にします。ご家族と親しい間柄でない場合は、これを機にお歳暮を取りやめるのが一般的です。

「のし」に注意

通常、お歳暮では「のし紙」(紅白の水引や、のしをあしらった紙)を利用します。しかし、この「のし紙」は一般的に慶事に使われるものであるため、喪中の方へのお歳暮にはふさわしくありません。喪中の方へ贈る場合は、無地の奉書紙や、無地の短冊に「表書きと名入れ」をしてお贈りするのがマナーです。

一般的な弔事に使う熨斗のイメージ

<一般的なのし>

喪中の方へ送る熨斗のイメージ

<喪中の方へ送るのし>

喪中の方への結婚報告は、お正月が明けてから

最近では年賀状で結婚の報告をされる方が多いですが、年賀状は喪中の方にお送りすることが出来ないので、報告のタイミングに悩まれる事かと思います。

相手方から喪中はがきを受け取った際は、年末までに喪中見舞いでお悔やみの言葉をお送りし、松の内(元旦~1月7日)が明けてから改めて寒中見舞いで季節のご挨拶と結婚報告をすると良いです。

喪中見舞いに結婚報告の文章を一緒に入れることや、寒中見舞いでお悔やみの言葉と結婚報告を一緒に書くのは控えましょう。「弔事」と「慶事」を1枚のはがきにまとめて書くのは不快に思われる方もいらっしゃるので、気を付けてください。

寒中見舞いお送りする際には、落ち着いた柄のはがきを選ぶようにし、結婚式の写真や、二人の写真を付けないようにします。また、結婚の報告についても、最後に「私事ではございますが、〇月〇日に結婚いたしました」のように一言添える程度の簡単な文章にとどめておきます。喪中の方に対する心遣いを忘れず、あくまでもメインは「季節の挨拶状」であること事を心がけましょう。

喪中の方への年賀状は基本的に控えておく

いかがでしたでしょうか。今回は喪中の方への正しいマナーについてまとめました。

喪中の方への年賀状の差し出しはマナー違反には当たりませんが、基本的には控えておくべきものでした。

しかし近年では、喪中はがきに「喪中であっても年賀状を受け取りたい旨」を書いて、お送りくださる方もいらっしゃいます。その場合は相手方の気持ちも汲んで、派手なイラストや、お祝いの言葉を控えめにした年始状をお送りすると良いかと思います。

喪中はがきは比較的新しい習慣のため、現在も日々変化しています。それぞれの家庭や地域、宗教などによっても考え方は変わっていき、これが正しいと言い切れるものではありません。その時々で、相手方の気持ちに寄り添えるような、臨機応変な対応ができると良いですね。

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