商品別データ作成ガイドホワイト版(白インク)

白インクを効果的に使うことで絵柄が目立ちやすく、色鮮やかに表現されます。

透明な素材に印刷をおこなうため、下地に白インクを印刷しない場合は、透けた状態での仕上がりとなります。
印刷する内容をハッキリと見せ、中身を透けないようにする場合は、下地に白インクの印刷が必要です。
また、白インクの印刷をしない場合は、透明感のあるクリアな仕上がりになります。

下地にホワイト版を使用しない場合
下地にホワイト版を使用しない場合
下地にホワイト版を使用した場合
下地にホワイト版を使用した場合

該当商品:「クリアファイル」「クリアファイルバッグ」「クリアポスター」「クリアカード・高透明カード」「クリアしおりセット」「下敷き印刷(PPシート)

ホワイト版原稿の準備

対応アプリケーション・形式は、Illustrator(ai)もしくはPhotoshop(psd)~CS6・CC のみ対応。

必ず最新の当社印刷テンプレートをご利用の上、ご入稿ください。

「クリアファイル」「クリアファイルバッグ」「クリアしおりセット」「下敷き印刷(PPシート)」はIllustratorのみの対応。

専用のテンプレートをダウンロードする

ホワイト版の印刷をご希望の場合は、「ホワイト版データ」が必要です。
専用のテンプレートをダウンロードし、ホワイト版レイヤーにデータを作成してください。

テンプレートダンロード

ホワイト版は必ずレイヤーを分ける

必ず、「レイアウト - White」レイヤーにホワイト版のデータを作成してください。
デザインレイヤー(レイアウト)にホワイト版のデータが含まれていると、CMYKとして印刷されます。

下記レイヤー画像は、クリアカードの一例です。レイヤーの名称はホワイト版と認識できる内容であれば、任意で設定いただいても問題ありません。

〈 Illustratorの場合 〉

Illustratorの場合のレイヤー設定

〈 Photoshopの場合 〉

Photoshopの場合のレイヤー設定

ホワイト版は必ずK100%(黒)で作成してください

白インクで印刷する部分のデータは、必ずK100%(黒)のみで作成してください。
K100%(黒)で作成されていない場合は、お客様にて修正していただき、再度入稿していただく必要があります。

K100%(黒)で作成された、ホワイト版のデータイメージ

K100%のべた塗りで設定してください。

Illustratorの場合のレイヤー設定

CMYKモードでも、K版のみに色が入っている状態であれば問題はありません。

Photoshopの場合のレイヤー設定

入稿するデータ

〈デザインデータ〉

デザインデータのイメージ

+

〈ホワイト版データ〉

ホワイト版データのイメージ

ホワイト版(白インク)印刷の注意点

ホワイト版のズレを考慮してください

クリア系の商品はPP素材のため、印刷を行う際に素材の「伸縮」が起こります。
そのため、ホワイト版の絵柄とCMYKの絵柄が同じ大きさで作成されていると、ズレによって下にあるホワイト版の絵柄が見えてしまいます。
ズレが気になる場合は、ホワイト版を「-0.2mm」オフセットすることをオススメします。

オフセットするかは任意のため、データチェックではオフセットの有無は確認しておりません。

〈オフセットの例〉

CMYKデータ ホワイト版

小さな文字や線はオフセットしない

小さな文字や細い線はズレの影響が目立ちやすく、オフセットすると「文字がかすれる」ことがあります。
次のような場合はホワイト版を作成せず「CMYKのみで印刷する」、もしくは「全面にホワイト版を印刷する」ことをおすすめします。

〈オフセットによりかすれたり、消えてしまう場合の例〉

オフセットでかすれてしまう小さな文字見本 オフセット前

オフセットでかすれてしまう小さな文字見本 オフセット後

Illustratorのオフセット手順

1CMYKデータの絵柄にあわせてK100%でホワイト版の絵柄を作成します。

2「効果」メニュー→「パス」→「パスのオフセット」でオフセット値に「-0.2mm」を入力します。角の形状、角の比率はデータによって調整してください。

オフセット値調整のイメージ

3「オブジェクト」メニュー→「アピアランスの分割」

  • 「オブジェクト」メニューの「パスのオフセット」では、元のパスに対してオフセットされたパスが追加で作成されますので、オフセット前のパスを削除していただく必要があります。

Photoshopのオフセット手順

Photoshopでのホワイト版作成手順につきましては、当社姉妹サイト[コミグラ]の案内ページをご参照ください。

入稿前に仕上がりイメージを十分に確認する

データチェックでは、仕上がり後のイメージの確認は行なっておりません。
お客様にて仕上がりイメージを十分にご確認の上、ご入稿ください。

仕上がりイメージを確認することができる校正サービスをご用意しています。
必要に応じてご利用ください。

校正サービス(販促ツール)

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