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- 標準210線のクリアな印刷
印刷業界において、オフセット印刷の線数は175線が現在主流です。しかし当社では、さらに線数を引き上げた210線を標準的な印刷線数に採用。よりクリアな印刷を実現しました。210線の印刷は、従来の175線に比べてアミ点が細かく、モアレの影響が少ないことが特徴です。
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当社では、さらに高精細の印刷・グラフィックビジョン(280線)を長年運用してきた実績があります。グラフィックビジョンは「名刺やポストカードのような小型の印刷物をもっとキレイに印刷できないか」という課題が、開発のきっかけでした。離れて見ることの多いポスターと違い、名刺やポストカードは手にとった時、近くで見る分印刷の細かい仕上がりがすぐに分かります。そのためには印刷線数を上げることがひとつの解決方法でした。
線数を引き上げれば高精細の印刷ができる・・・それは理論的には可能です。しかし実際は、色を安定させるために製版・印刷システム全般のさまざまな技術的な見直しが必要となったり、印刷コストが大きく上がってしまうといった問題があり、線数変更は決して容易なことではありません。
それでも当社は努力を続け、CTPによる刷版とインキコントロールをはじめとするデジタル制御された印刷機の技術革新に取り組み、また取り扱っている多くの印刷用紙に応じて色を安定させるノウハウを長年にわたって蓄積してきました。そうした技術的な問題の克服とコストダウンの努力によって、これまでの印刷線数のスタンダード(基準)であった175線を210線まで引き上げてご提供することが可能となったのです。当社の技術によって進化した"ニュー・スタンダード"210線の印刷で、従来よりもクリアな仕上がりのオフセット印刷商品を皆様にお届けします。
