特定商品のデータ作成注意点シール印刷(シングルタイプ/ロールシール)

シール/ステッカーの構造について

シール/ステッカーのイメージ
シール/ステッカーの構造のイメージ

表面加工

印刷面を保護し、ツヤ出しやツヤ消し、UVカット(一部商品のみ)を施すことができます。
当店ではオプションとなっておりますので、お申し込みの際にご希望の加工を選択してください。

素材

印刷のインクが塗られる部分です。
シール印刷/ステッカー印刷それぞれ様々な用紙を取り揃えております。

粘着

当店では用途に合わせて「一般粘着」「強粘着」「再剥離」「冷凍」「微粘再剥離」の5種類からお選びいただけます。

台紙

シール素材をのせている紙(剥離紙)です。剥離紙は、シール素材によって異なります。

ハーフカットとは

台紙を完全にカットせず、シールの本体部分だけをカットすることを言います。
台紙を残した状態で切り込みを入れるので、必要な部分が剥がしやすくなります。

断面図

カットパスに沿ってカットします。
台紙部分はカットされません。

対応アプリケーション

レイアウトソフトはIllustrator/Photoshopのみ対応 ~CS6・CC

  • シール印刷 箔押しタイプはillustratorのみ対応。
  • 当社対応フォント以外はすべてアウトライン作成を行ってください。
  • カットパスに画像(ビットマップデータ)は使用しないでください。
  • PDFデータは対応外です。
  • jpgなどの画像データはシールの形状が「正方形・長方形」「角丸」「正円・楕円」に対応しております。

ご注文サイズについて

シール印刷の面積は、絵柄の一番外側の部分を囲んだ総面積で計算します。

例えば、図のように絵柄を囲んだ正方形(点線)の一辺が12cmのシールなら、12cm×12cmで144cm2、当社価格表ですと150cm2以内の価格が適用されます。

縦 12cm × 横 12cm = 144cm2

「150cm2以内」をお選びください

シールデザインの例

カットの切り口について

ご注文枚数によりカットの形状が異なります。
少ない枚数に関しては、刃カットにて加工を行い、ある一定以上の枚数を超えるご注文の場合は、レーザーカットでの加工になります。

※加工が変更になる枚数は、ご注文サイズによって異なります。

部数・納期に関わらず、カットの種類は変更、選択はできません。あらかじめご了承ください。

刃カット(少部数用)

刃物でのカットになるため、切り口が綺麗なのが特徴です。

大部数の加工には対応しておりません。

【イメージ】

刃カットのイメージ
刃カットの切り口のイメージ

レーザーカット(大部数用)

レーザーカット加工は、カットの切り口に0.2~0.3mm程度の隙間ができ、剥がしやすくなっています。濃い色味のデザインの場合、写真のように切り口が白く目立つ場合があります。

少部数の加工には対応しておりません。

【イメージ】

レーザーカットのイメージ
レーザーカットの切り口のイメージ

摩擦によるインク剥がれについて

印刷の特性上、摩擦などの力に弱く、頻繁に何かに擦れるなどの可能性がある場合、インクが剥がれてしまう場合がございます。
(例:iPhoneなどのスマホケースや、ビンなど液体がかかる可能性がある容器に貼る場合など)
上記の使用用途でご利用いただく場合は、インク剥がれを防ぐため、PP貼り加工をお勧めいたします。
印刷(インク)の上からPPフィルムを張り合わせるため、摩擦などによるインク剥がれを防ぐ事が可能です。

※特に、ユポ紙/PETシール/透明PETシールなどの特殊紙の場合は、通常のシール紙に比べ摩擦やキズに弱いため、PP貼り加工をお勧めいたします。

PP貼り加工対応用紙

  • ミラーコート紙(一般粘着※/強粘着)
  • アート紙(一般粘着※/強粘着)
  • PET
  • 透明PET
  • ユポ紙80
  • ユポ紙80(微粘再剥離)
  • 訂正用アート紙

ロールシールのみ対応

耐水性について

耐水性のあるシールは、水回りなど、水滴がかかる場所でのご使用が可能です。
通常のシールに比べ、破れにくく、水滴などによるインク剥がれなどにも強い用紙になります。
ただし、熱湯や水中で使用いただく場合は、シールが剥がれてしまう可能性がございます。

使用用途や使用状況によっては、ご使用頂けない場合がございます。

特色(DIC再現)について

通常のCMYKに加えて、OGV(オレンジ、グリーン、バイオレット)3色の特色インキを掛け合わせ、CMYKだけでは再現できないDICカラーNo.1~No.582、No.632~No.654の発色を高精度で再現します。

特色印刷のデータ作成方法

ご注意点

上記以外のDIC番号には対応しておりません。また、用紙によって再現度が大きく劣ることがあります。
なお、本サービスはオフセット印刷の特色指定とは異なり、DICインキを配合するものではありません。
あくまで網点での掛け合わせによる疑似的な特色再現でございますので、あらかじめご注意ください。

特色の再現性については、事前にシール印刷本紙校正にてご確認されることをお勧めします。

デザイン点数

シングルタイプのハーフカット対応可能点数は1点のみです。カットパスは一筆描きの、線が交差しない閉じた図形でご指定ください。
図のデザインでは各1点としてカウントされますので、合計2点となります。この場合は、マルチタイプでの対応となります。

各1点としてカウントします。

データ作成注意点

1レイヤーについて

デザインとカットパスは必ず、レイヤーを分けて作成してください。(図参照)

※必ず同座標(同じ位置)に、別レイヤーでデザインとカットパスを作成してください。

カットパスレイヤーとデザインレイヤー
  • カットパスのレイヤーにはカットパス以外のオブジェクトやテキストは作成せずにご作成ください。
×

カットパスレイヤーにデザインの一部が配置されている。

カットパスレイヤーにデザインの一部が配置されている例
○

カットパスとデザインがそれぞれのレイヤーに収まっている。

カットパスとデザインがそれぞれのレイヤーに収まっている例

2カットパスについて

【カットパス作成方法】

ハーフカット

カットパスは、上記の通りデザインとは別のレイヤーに作成していただく必要がございます。線幅や塗りに関しては、指定はございません。必ずデザインとは別のレイヤーに作成ください。

  • 必ず同座標(同じ位置)に、デザインとカットパスを作成してください。
  • シールの形状が「正方形・長方形」「角丸」「正円・楕円」の場合、カットパスは不要です。

「効果」メニューの「スタイライズ」での角丸は、カットに反映されません。
カットパスはフィルタ等を使用せず実線のみで作成してください。

【形状】

カットパスの形状は、丸や四角、角丸だけでなく、お客様のご指定いただいた形での加工が可能です。※複雑すぎる場合や、鋭角なカットはお受け出来ない場合がございます。(図参照)

  • 複雑なカットパスにより綺麗な仕上がりにならないイメージ

    カットパスが複雑(鋭角な箇所)があるため、綺麗な仕上がりにはなりません。

  • 滑らかな曲線により綺麗な仕上がりになるイメージ

    滑らかな曲線にしていただくと綺麗な仕上がりになります。

  • パスのポイントが多いため綺麗な仕上がりにならないイメージ

    パスのポイントが多すぎるため綺麗な仕上がりになりません。

  • パスのポイントを減らして綺麗な仕上がりなるイメージ

    パスのポイント数を減らし、滑らかな曲線になっているため、綺麗な仕上がりに。

【カットズレ】

カットには±1mm程度の誤差がありますので、フチを切り落とすようなデザインには必ず塗り足しを伸ばしてください。また、切れてはいけないもの(例えば文字など)は2mm以上内側に収めてください。

  • カットズレにより文字が切れたイメージ

    カットパスと文字の間隔が2mm以下のため、カットズレにより文字が切れてしまっている。

  • カットズレが目立たず綺麗なイメージ

    カットパスと文字の間隔が2mm以上とれているためカットズレも目立たず綺麗な状態。

切れてはいけない文字やデザイン、均等フチ等は、カット時のズレが目立ちやすいため必ずカットパスとは2mm以上離して作成してください。

【塗り足し】

上記のカットズレと同じく、カットには±1mm程度の誤差が生じます。
そのため、塗り足しも2mm以上作成していただく必要がございます。

塗り足しあり 塗り足しなし

塗り足しが作成されていない場合、もしくは作成されているが塗り足しが2mm以下の場合は、カットズレにより仕上がりに背景の白が入ってしまいます。ご注意ください。

Photoshopデータ作成方法

塗り足しやカットズレなどに関しては、かわりはございません。

【レイヤー/カットパスについて】

デザインとカットパスは必ず、分けて作成していただく必要がございます。
デザインとは別に、カットパスは必ず作業用パスで作成してください。(図参照)

必ずデザインと同座標(同じ位置)に作成してください。

〈デザインデータ〉

レイヤーパネルのデザインデータ
デザインは通常のレイヤーに作成。

カットパスは作成しないでください。カットパスがある場合は、印刷されてしまう可能性がございます。

〈カットデータ〉

パスパネルのカットデータ
作業用パスにカットパスを作成。

カットパスのみ作成してください。デザインと同座標(同じ位置)に作成してください。

白インクについて透明PET限定

透明PETは、白インクを使用しない場合、素材の色の影響を受け、デザインが目立ちにくくなります。白インクで下地の印刷を行うことをおすすめします。

○印刷の仕上がりイメージ

白インクを利用した印刷の仕上がりイメージ

×白インクをつかわないと…

白インクを利用しなかった印刷の仕上がりイメージ

シール印刷では、透明PET以外にも白地では無い素材(クラフト紙、金箔、銀ピカ等)がございますが、白インクには対応いたしておりません。そのため、白色の表現はできません。画面上の白色の部分は、素材の色味で仕上がりますのでご注意くださいませ。

【白インク先刷り+カラー印刷】

下地に白インクをひいてから、カラー印刷します。通常通り、印刷面がオモテ面になります。

【白インク後刷り+カラー印刷】

ガラス窓の内側から外に向けて内張りする場合にお選びください。カラー印刷の上から白インクを引きます。のり面がオモテ面になります。

後刷りする場合、デザインはミラー反転しておいてください。

【白インクのみで印刷】

カラーの印刷は行わず、白インクのみで仕上げます。

【白インクなし、カラー印刷のみ】

白インクの印刷は行わず、カラー印刷のみで仕上げます。

白インクのデータ作成注意点

注意1ホワイト版レイヤーの作成

白インクの使用には、ホワイト版レイヤーの作成が必要です。デザインレイヤーとは別に、ホワイト版レイヤーをご作成いただき、必ずグレースケールでご作成ください。

【グレースケール】…色の情報は含まない「モノクロ」のこと。

K(ブラック)のみで作成してください。

レイヤーパネルのホワイト版レイヤー

注意2同座標

必ず同座標(同じ位置)に、デザインとホワイト版を作成してください。

【デザイン】

デザインレイヤーの位置

【ホワイト版】

ホワイト版レイヤーの位置

注意3白インクの濃度

白インク部分は必ずグレースケールで作成していただく必要がございますが、グレースケールの濃度がそのまま白インクの濃度になります。

例)K100%→ホワイト100%、K30%→ホワイト30%

CMYKのデザインデータをIllustratorやphotoshop上で、変換するだけではなく濃度も必ずご確認ください。

※白インクは、グラデーションのような綺麗な濃度差は表現できません。
基本的には濃度100%をお勧めいたします。

【 CMYK 】

CMYK元データのイメージ

×【 グレースケール 】再入稿対象

CMYKデータをグレースケールに変換しただけのイメージ

CMYKデータをグレースケールに変換しただけの状態です。K(ブラック)の濃度=ホワイトの濃度になるため、薄いホワイトしか印刷されず、綺麗に仕上がりません。

※薄い濃度部分はキレイにホワイトがのらず下地の素材が出てしまいます。

〇【 黒ベタ K100% 】

ホワイト部分を全てK100%にしたイメージ

ホワイト部分を全てK100%にしているため、しっかりとした濃いホワイトが印刷され、キレイな仕上がりになります。

【Photoshop/白インク作成注意点】

Illustratorと同様に、デザインとは別にホワイト版を作成していただく必要がございます。
ホワイト版は必ずグレースケールで作成してください。

グレースケールのみ対応。RGBモードでは対応しておりません。

Photoshopでご入稿いただく場合は、必ずデザインデータとホワイト版データの2種類のデータをご入稿ください。

その際、デザインデータとホワイト版データはどちらも必ず原寸サイズでお願いいたします。

納品形態について

【シート納品(通常納品)】

納品形態は全て、「シート納品」となります。シールのサイズにより、シートサイズや丁付け数は変わります。丁付け数やシートサイズ、シールの間隔を指定していただく事は出来ませんので、あらかじめご了承ください。

事前のご案内にも対応いたしておりません。

丁付け数やシートサイズをご指定いただく場合は、シール印刷マルチタイプをご利用くださいませ。

ご注文部数はシートの枚数ではなく、必要なシールの枚数でご注文をお願いいたします。

シート納品のイメージ

【切り離し(オプション)】追加納期1日

シール専用オプションです(シール印刷 箔押しタイプは非対応)。
ステッカー印刷は全て1枚ずつカットした状態での納品となります。

“切り離しオプション”を選択していただく事で、シート納品ではなく、1枚ずつカットした状態で納品いたします。

切り離しオプション利用時のデータ作成方法

ロールシール印刷のみカス取りを行なっております。

カス取りとは、シールの周囲をハーフカットした後、シール以外の不要な粘着紙を除去することです。

切り離しオプションのイメージ

【ロール納品】※ロールシール印刷限定

紙管サイズ、配置方向、配置列数が選択可能。
自動ラベラーにも対応。

  • 紙管サイズや注文枚数により、ロールの長さは変動します(長さ(m)の指定はできません)。
  • ロール1個へ配置するシールの枚数は指定できません。
  • 事前のご案内にも対応いたしておりません。
ロール納品のイメージ

自動ラベラー対応について(ロールシール印刷限定)

自動ラベラーのイメージ

ご利用のラベラー機種によって、紙管サイズや1ロールあたりのシールの枚数、ロールの長さ(m)、デザインの間隔など、細かい指定があり、当社の指定できる範囲ではラベリングができない場合がございます。ご利用のラベラー機種の仕様をご確認の上、ご注文をお願いいたします。
オプションで選択可能な、「紙管サイズ」「配置方向」「配置列数」以外の仕様は変更できません。

配置方向について(ロールシール印刷限定)

ロールへのデザインの配置方向を、正/逆/左/右の4種類からごいただけます。

データ入稿時の配置位置を基準に、方向を決めさせていただきます。必ず、当社指定のテンプレートにて作成をお願いいたします。

例)下記の入稿データの場合で、配置方向を正/逆/左/右でそれぞれ注文した時の仕上がり

  • 〈入稿データ〉

    入稿データ

〈仕上がりの方向〉

  • 正
  • 逆
  • 左
  • 右

切り離しオプション利用時の仕上がりについて

当社にてハーフカット用のカットパスから5mm程度離した位置で切り離しをいたします。

台紙に全面の印刷はできません。

必ず余白がついた状態で仕上がります。あらかじめご了承くださいませ。

ハーフカットの外側にデザインの印刷や、台紙の全面印刷をご希望の場合はシール印刷 マルチタイプ(屋内対応)でのご注文をお願いいたします。

ハーフカット用のカットパスを作成する例カットパスから5mm程度離した位置で切り離すイメージ
従来お受けしておりました「ハーフカット不要で四角く切り離しのみ」は2022年6月6日のリニューアルに伴い対応を終了いたしました。
ご不便をおかけいたしますが、マルチタイプでのご注文をご検討くださいませ。

よくあるデータトラブル

入稿前に再確認してください。

  • ご注文サイズとデータサイズが異なる。
  • カットパスが作成されていない(レイヤー分けされていない)。
  • 塗り足しが作成されていない。
  • カットパスとデザイン(文字等)が近い。※2mm以上離してください。
  • カットパスが一筆書きで作成されていない。
  • カットパスが複数に分かれている。
  • カットパスに複雑/鋭角な箇所がある。
  • ご注文のカラー(色数)とデータが異なる。
  • シールの形状が「正方形・長方形」「角丸」「正円・楕円」の場合、カットパスは不要です。
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