オプションのデータ作成注意点レーザーカット加工

レーザーカット加工をご利用の場合は、同じファイルの同座標(同じ位置)に、別レイヤーで印刷原稿とカットパスを作成してください。

対応アプリケーション

レイアウトソフトはIllustratorのみ対応

Adobe Illustrator ~CS6・CC

  • 当社対応フォント以外はすべてアウトライン作成を行ってください。
  • カットパスに画像(ビットマップデータ)は使用しないでください。
  • Illustrator形式(ai)でご入稿ください。PDF入稿は対応外です。

データ作成方法

  • 印刷原稿とカットパスを別レイヤーでご用意していただく必要があります。印刷レイヤーとカット用レイヤーのトンボを同座標(同じ位置)にして作成してください。
  • 「フィルタ」メニューの「スタイライズ」での角丸は、カットに反映されません。カットパスはフィルタ等を使用せず実線のみで作成してください。

データ作成手順

印刷原稿を開いてください。

印刷原稿

レイヤーパレットにて「新規レイヤー」を作成してください。新規レイヤーにカットパスを作成します。またレイヤー名を「カット用レイヤー」に変更してください。

新規レイヤー
  • レイヤーパレットは「ウィンドウ」メニューから表示できます。
  • レイヤー名は、「レイヤーオプション」で変更できます。

印刷原稿レイヤーのトンボをカット用レイヤー内の同じ位置にコピー&ペーストしてください。

1トンボを選択してコピーしてください。

トンボを選択

CS4・CS5をご利用の方へ

トンボを選択するにはまずアピアランスを分割する必要があります。

トンボを選択いただき、「オブジェクト」メニュー→「アピアランスを分割」をクリックください。

2トンボの選択を解除してください。

トンボの選択を解除

3カット用レイヤーを選んでください。

カット用レイヤーを選択

4「前面へペースト」を使用しペーストしてください。

前面へペースト

カット用レイヤーが選択された状態を確認してください。これよりカットパスを作成します。

カット用レイヤーが選択されている状態

線パレットにて線幅を0.1mm(0.283pt)に設定します。

線幅を0.1mmに設定

罫線の作成が可能なツールを使用してカットパスをBk100にて作成してください。

※イメージ画像ではパスの位置をわかりやすくするためC(シアン)で表現しています。

カットパスをBk100にした状態

※半カット(ハーフカット)も可能です。ご利用になる場合は、カット用レイヤーとは別に、「新規レイヤー」を作成してカットパスと同じ手順でハーフカットパスをご指示ください。また名称を「ハーフカット用レイヤー」に変更してください。

ファイルを保存してください。

制作上のご注意点

レーザー照射により焼き切るため、カットパスに沿ってレーザー径の約0.3mm幅分が蒸発します。カットパスは、これを想定し0.15mmほど調整した位置でご作成ください。

たとえば文字をアウトライン化しそのまま切り抜くと、穴は0.15mm太くなります。切り出された文字は0.15mm細くなります。

カットパスとレーザー径のイメージ

カットパスをIllustratorの効果であるワープやスタイライズなどで変型されている場合は正確にカットできません。また、破線についても反映されません。

Illustratorの画面表示モードが「アウトライン」で見える状態が、正確なカットの形状です。

破線をカットパスにする場合は、線分を個別に分解してください。

切り抜いた部分は抜け落ちてしまいますので、残したい部分には0.4mm程度のツナギを数か所にご作成ください。

ツナギのイメージ

その他のご注意点

  • カットパスが重複しておりますとカットできません。
  • 素材によって焦げ目や、ヤニの付着が多少目立つ場合があります。
  • カット線が太いためベタなど色の濃いデザインの場合、切り口が目立つことがあります。
  • カット位置には±1mm以内で誤差が生じます。印刷された線上をカットしたり、絵柄の輪郭に沿ったカットなどはズレが目立ち美しく仕上がりません。
  • 印刷部分にハーフカットしますと、通常のスジ入れとは違い、表面が削られて白い線が入ることになります。また、山折にのみ対応しております。谷折は不可。
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