印刷の色再現に関するFAQ

このFAQは、印刷の通販®グラフィック(以下、「グラフィック」)がご提供する印刷物におきまして、特に「色の再現」についてよくお問い合わせいただくご質問をまとめたものです。

はじめに グラフィックの色再現品質について

  • 合格基準について

    日本国では、オフセット印刷における印刷色の標準的な基準として「ジャパンカラー」が策定されており、ジャパンカラーに準じた色再現ができる印刷技術などについて、第三者が審査・認定を行う「ジャパンカラー認証制度」があります。
    グラフィックは、この認証を取得し、「ジャパンカラー認証の色差許容範囲」を合格基準として印刷物を出荷しております。2016年の色再現に関する年間再製造率は0.07%でした。

  • 前回との色差について

    同じデザインデータによる増刷であっても、ご注文の都度、「色差許容範囲」において色が変動いたします。例えば、前回は「合格基準内で赤っぽく」仕上がり、今回は「合格基準内で青っぽく」仕上がりますと、いずれも合格基準の範囲内ですが、色によっては「目に見えて色が違う」ということがあります。

  • 面付けによる色差・色ムラについて

    グラフィックでは、少部数でも低価格にご提供できるよう、同じ用紙でご注文されたお客様のデザインデータを、1枚の大判に複数並べ(「面付け」といいます)、まとめて1回で印刷いたします。
    製造コストが分散する効果がある反面、デザインデータの組み合わせによっては、赤っぽくなったり、青っぽくなったり、あるいは、濃い、薄いなどの変動が生じます。この変動につきましても、色差許容範囲内に収まるよう調整いたします。

  • 色再現の保証について

    上記の他にも多くのアナログ変動要素を抱えるオフセット印刷において、色差を最小限に抑制するには、相応のコストをかけて個別に製造・品質管理を行なう必要があるのですが、ネット受注・面付けなどでコストダウンを図る印刷通販サービスでは残念ながら対応することができません。したがいまして、前回納品物との色差につきましては、グラフィック基準の色差許容範囲内の印刷物であれば、品質保証の対象外とさせていただいております。

  • デジタル印刷について

    グラフィックでは、「前回との色差」を根本的に解消するため、特に増刷する機会の多い名刺を中心に「最新鋭のデジタル印刷」をご提供しております。グラフィックのデジタル印刷は、FMスクリーンによる高解像度・高精細な仕上がりで、かつ、前回との色差がほとんど発生いたしません。デジタル印刷のメリットをより多くのお客様にご活用いただけるよう、ご提供範囲を段階的に拡大してまいります。

    印刷方式の詳細について

よくお問い合わせいただくご質問

  • 同じデザインデータで増刷注文しても前回と色は変わりますか?

    多少の違いはあります。
    同じデザインデータによる増刷であっても、ご注文の都度、「色差許容範囲」において色が変動いたします。例えば、前回は「合格基準内で赤っぽく」仕上がり、今回は「合格基準内で青っぽく」仕上がりますと、いずれも合格基準の範囲内ですが、色によっては「目に見えて色が違う」ということがあります。前回納品物との色差につきましては、グラフィック基準の色差許容範囲内の印刷物であれば、品質保証の対象外とさせていただいております。

  • カラーチャートを参考に色の設定をしても色は変わりますか?

    多少の違いはあります。
    グラフィックがご用意しているカラーチャートも、ジャパンカラーに対して合格基準内での色の変動がございます。
    また、お客様からのご注文を印刷する際も同様に、色差許容範囲において色が変動いたします。例えば、カラーチャートが「合格基準内で赤っぽく」仕上がっており、今回は「合格基準内で青っぽく」仕上がりますと、いずれも合格基準の範囲内ですが、色によっては「目に見えて色が違う」ということがあります。原則として、合格基準内におけるカラーチャートとの差分につきましては、品質保証の対象外とさせていただいております。

  • 本紙プルーフの色と変わりますか?

    「本紙プルーフ」は、印刷の仕上がりをイメージしてご確認いただくために、本紙へレーザープリンタで出力しております。あくまでも、仕上がりイメージをご確認いただくことを目的としており、色校正の印刷見本としては使用いたしませんので、本紙プルーフとの色差は保証の対象外となります。
    色校正商品としては、「本紙デジタルプルーフ」と「本機校正」をご用意しております。本番印刷の際は、色校正の見本として使用し、標準印刷+色見本との目視検査を行なって出荷させていただいております。

  • モニタで見ている色と変わりますか?

    はい。モニタと印刷では、色の再現方法や表現できる色域が異なります。
    一般的にモニタの色域に比べ、印刷で再現できる色域は狭く、極彩色を鮮明に印刷することはできません。

  • プリンタで確認した色と変わりますか?

    はい。お使いのプリンタとグラフィックの印刷設備では、色の再現方法や使用するインキが異なります。

  • 以前、他社で印刷した色と変わりますか?

    はい。各社様それぞれの印刷環境(印刷機・紙・インキ・色の管理基準等)に合わせることはできません。

不良に関するお問い合わせ

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カスタマーサポート受付時間:午前9時~午後9時※定休日:12/30~1/4

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    内容により、色再現の目視検査を行うため、納品物を数部ご返送いただくことをお願いする場合があります。

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    再製造の場合は、できる限りお客様のご事情に合わせて出荷いたします。
    日程上、再製造が間に合わない場合は、不良の状態に合わせて返金(またはポイント付与)対応いたします。

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